2007-8 月-18 4:07:40

アマンタニ島 <ペルー、チチカカ湖>

アマンタニ島でホームステイをした。

ホームステイ先の旦那さんと奥さんはまだ若く、とても純粋な人だった。

田舎に来ると人の心がピュアになるのは、人間として正しい生き方をしているからだと思う。


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やはりこの島でもガスも電気もない。さらに水道も無かった。

料理などで使う水はもちろん、トイレの水までも湖から汲んでこないといけない。

最初は不便ではあったが、慣れれば至って普通の事だ。


夜中にトイレに行こうと思って外に出ると、見た事もないような満点の星空に囲まれていた。

しばらくの間、トイレに行く事を忘れて星空を見上げた。

空に小さな傷をつけるように、いくつかの星が流れていく。


本当は生きる事ってものすごい単純な事じゃないだろうか。

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by 村越 慎司

2007-8 月-17 2:53:19

タキーレ島 <ペルー、チチカカ湖>

タキーレ島に到着。

チチカカ湖をバックに写真を撮ってもらおうとしたら、地元の女の子達が騒ぎながら写真に入ってきた。

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何故か当然のごとくチップを3人に要求される。

えー?!お前らが勝手に入ってきたんだろー?とも思うが、「ミカンをあげるよ」と言って、ミカンを3等分にしてあげた。

タキーレに住む人にとって果物は貴重なのだ。

3人はミカンでご満悦。

美味しそうに食べていた。

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by 村越 慎司

2007-8 月-15 0:42:50

浮き島で生活するウロス民族 <ペルー、チチカカ湖>

ペルーのティティカカ湖に到着。

ここには葦のような植物を湖に積み重ね、ハンドメイドの島を作って生活をしている民族がいる。

ウロス島と呼ばれるこの島は湖の上に浮いている。大小たくさんの島があるが、大きいもので300人ぐらい、小さいもので10人ぐらいの人が暮らしている島があるらしい。

見事な色の服を着たウロス島の女性は、三つ編みの先に色鮮やかな毛糸の飾りを付けている。

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ウロスの船は島を作っている葦と同じ材料で出来ている。

全体的な浮力が安定しているためか、ほとんど揺れない。

船の上はかなり快適で、乗っているのが楽しかった。

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ウロス島の説明を聞いているときに、フジモリ大統領の話が出た。

フジモリ大統領がウロスの民族を助けた事によって今の生活を保つ事ができた事を強調していた。

そういえば、コルカ・キャニオンに行った時もフジモリ大統領がわざわざ村まで来て、村の現状を聞いて必要な設備を整えたと聞いた。

ペルーの人々のフジモリ大統領に対するリスペクトは絶大らしい。

ペルーの人々からフジモリ大統領に戻ってきてもらいたいと話を何度も聞いた。

1国の大統領として、こんなにリスペクトされている人物はあまりいないのではないだろうか。

日本に居るときは日系で初めての大統領という事ぐらいしか知らなかったが、日本人はもっと彼を知り、サポートするべきかも知れない。

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by 村越 慎司

2007-8 月-10 21:58:03

トレッキング 3日目 <ペルー、コルカキャニオン>

ガイドの言った通り、夜中の2時半にたたき起こされた。


当然だが、辺りは真っ暗。

食事をとったらすぐに出発するという。


ガイドが山頂を指差して、「あの山の上に3本の木が見えるでしょ?そこがゴールだから。」


うーん、霞んで見えないですけど。


ここから地獄の登頂が始まる。

ペルーは南半球なので、8月は真冬だ。

とにかく寒い。真冬の真夜中だから寒いのは当たり前だ。


街灯など無いので、月の明かりだけが頼りだ。

月で青白く照らされた石だらけの山を登って行く。

少しでも足を踏み外したら、崖の下に落ちてしまうほど道は狭かった。

舗装されていない道には大きい石が積み上げてあるだけなので、道を歩いていると言うよりも、大きな石を渡り歩いている感じだ。

1歩1歩の足にかかる重みがすごい。傾斜が急だからだろう。歩いていると言うよりも、足の力を総動員して登っている感じだ。

このトレッキングに参加するときに山登りの装備の必要性はあまり説明されなかったが、かなり重装備でこないとこの真冬の山は超えられない。

間違って軽装備で来てしまった人はどうするんだろう?


日中と夜の気温差はかなり激しい。

日中に歩いているときは、シャツ1枚で大丈夫な時もあるぐらいだ。

夜の谷底は何枚着ていても寒い。


1歩、1歩、確実に山を登るが、全くゴールが見えてこない。


かなり激しい運動なので、2時間ほど歩いた後、汗でシャツがぐっしょり濡れてしまった。

しかし、シャツを脱いだら真冬。凍えてしまう。

仕方ないので、そのままの状態で山を登り続けた。


山の上の方に山頂らしき場所が見えたので、もうすぐかな?と思って頑張って登ってみるが、山頂だと思った所まで登りきると、さらに上に山頂らしき場所が見える。それの繰り返しだ。

何時間か歩いた後、さすがにもうすぐ山頂まで着くだろうとガイドに、

「後、どのぐらい?」と聞いてみると、

「もうすぐだよ。今、3分の1ぐらいかな。」と言われる。


全然もうすぐじゃねーし。


「地元の人はこの山を1時間半あれば登っちゃうよ。」と言われる。

うーん。都会で生きていると、人間の本来の強さみたいなものを失っていくのかもしれない。


他のトラベラー達はほとんど話が出来ない状態で、ただ淡々と山道を登っていく。

単調な道を登りながら、谷底の村の事を考えてみる。

彼等のガスや電気も無い生活。夜にはロウソクの灯りを頼りに動く。

薪で火を炊いてご飯を作り、暖をとる。

スーパーなどないので、スーパーのある街まで行くのに山を超える。

狭い山道は車やバイクなどが使えるはずもなく、歩いて登らなければならない。

都会の標準的な生活に比べると全く不便だ。

しかし、不便にも関わらず、それが不幸せかと言ったらそうでもない。むしろ、村人達は幸せそうだった。


便利と幸せは比例しない。


旅に出てから何度か感じた事だが、このトレッキングに参加して確信した。

人は便利になると楽にはなるが、幸せになるとは限らないのだ。

楽になった分、いろいろな能力を無くしていくようにも思える。

そんな事を考えながら山道をひたすら登っていく。


永遠に続くかと思ってしまうほど、寒い長い道のりが続く。

どこまで登っても道は急勾配で、1歩1歩の足の筋肉にかかる重量は変わらない。

それからさらに数時間。

朝日が昇り初め、コルカキャニオンの谷にまぶしい光が差し込み始めた頃、やっと山頂に到着した。


トラベラー達と一緒に歓声をあげて喜ぶ。


「事前にどれだけ大変か言っておくべきだよ。。。」と他のトラベラーも言っていた。

山登りに慣れた人もいたが、それでもかなりキツかったらしい。


やり遂げた感でかなり気持ちいい。参加して良かったと心から思う。

遅めの朝食を食べながら、今回のツアーの感想を他のトラベラー達と話しながら、大変だったけど良かったよねという結論に達した。



そこにガイドが来て、

「お疲れー。それじゃこれからコンドルを見にいきまーす。」


ええーーー。もういいよー。


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結局、見に行ったけど。

コンドルの右にかすかに丸い虹が見えた。

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by 村越 慎司

2007-8 月- 9 4:14:00

トレッキング2日目 続 <ペルー、コルカキャニオン>

トレッキングは続く。

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2日目の宿泊施設のある村に着いた。

その名もオアシス。犬も一緒だ。

この場所でも電気、ガスは無い。


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気持ちいいなー。この場所。


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この日、ガイドは「明日は2時半に起こすからヨロシク。」と言った。

「2時半?昼の?」

「いいえ。夜の。」


「WHAT!?」

冗談でしょ?

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by 村越 慎司

2007-8 月- 8 5:45:15

トレッキング2日目 <ペルー、コルカキャニオン>

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2日目。何時間か歩いた後で休憩。天気も良く、歩くのが気持ちいい。

初日からついてきた子犬がいた。

結構、遠くまで歩いたが、どこまでも一緒について来る。


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トレッキングのガイドの人が珍しいフルーツをくれた。

名前は覚えられなかったが、高所でしか採れない珍しいフルーツらしい。

見かけがキュウイに似ているが、味もキュウイに似ている。

種が並んでいないのが珍しい。普通、フルーツの種は規則的に並んでいるはずだ。

このように進化したのは何か理由があるのだろう。
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途中の村で会ったおばあちゃん。

奇麗。

目の色がネズミ色だった。


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by 村越 慎司

2007-8 月- 7 4:48:49

I'm sorry... <ペルー、コルカキャニオン>

やっとの事で到着した1日目の宿泊場所で、トレッキングに参加した他のトラベラー達と一緒に食事をした。ドイツ、スペイン、アメリカ、ポルトガル、フランスなど、欧米から来たトラベラーが多い。

みんな疲れ果てていたので言葉も少なめだ。
ロウソクに火が灯るテーブルをみんなで囲み、静かに食事を口に運んでいた。

この村にはガスや電気は無い。

泊まっている部屋もロウソク1本で過ごさなければらない。
しかし、そんな不便な場所でも不思議と不満を感じない。
「もっと明るければ。。。」とも思うが、無かったら無かったで生きていける。

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食事をすませ、暖かいコカ茶をみんなで飲んでいると、1匹の蛾がロウソクの灯りに寄ってきた。
ロウソクの周りをバタバタと世話無く動き回る姿はどことなく儚く、美しかった。

そして突然、飛び回っていた蛾がポルトガルから来た女の子のコップの中に飛び込んでしまった。
蛾はコップから出ようとコカ茶の水面でバタつき、羽の鱗粉をコップの中にまき散らしていた。
そのコップを使っていたポルトガルの女の子は、蛾が入った事に気づいていないようなので、

「コップに蛾が入ったよ。」と教えてあげた。

すると、以外な言葉が返ってきた。
大抵の女の子なら気持ち悪いと思うはずだ。
しかし、その女の子は申し訳なさそうに言った。

「I'm sorry..」

彼女は蛾に謝ったのだ。

そして彼女はやさしくスプーンを使い、コップの中から羽が壊れないように蛾を救い出した。
蛾の羽はすでにボロボロに崩れていたが、まだ生きているようだ。
蛾はゆっくりと自分のボロボロになった羽を広げ、テーブルの上で濡れた羽が乾くのを待っていた。
しばらくすると、破れた羽を不器用に羽ばたかせ、またローソクに向かって飛び始めた。

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by 村越 慎司

2007-8 月- 6 3:11:41

コルカ・キャニオンでトレッキング <ペルー、コルカキャニオン>

コルカ・キャニオンに到着。

これから2泊3日かけてコルカ・キャニオンをトレッキングする。


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コルカ・キャニオンはアメリカのグランド・キャニオンよりも深い。

途中にはいくつかの村があり、そこで宿泊や食事をしながら谷底に降り、そしてまた山を登って帰ってくるコースだ。

1日目、10人ぐらいのトラベラー達と一緒に最初の宿泊施設のある谷底まで降りて行く。

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途中で谷底に住む村の少年とお母さんがロバに乗って上がってきた。

狭い道なので、崖にくっつくように避けないとロバが通れる幅がない。


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こんな小さな少年が1人でロバに乗ってアンデスの山を超えていく。

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by 村越 慎司

2007-8 月- 4 22:42:57

アンデス山脈の民族 <ペルー、コルカキャニオン>

コルカキャニオンという大きな渓谷でトレッキングをするために、バスで現地に向かっていると、アンデスの山奥の村で女性が見事な刺繍の服を着ているのを見た。

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村によって帽子の色が違ったりするらしい。
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民族衣装を着たアンデスの女性は誇り高く見える。

民族衣装を着た人を写真で撮りたくなるのは、その着ている人を見て、自分が心に何かを受け取っている証拠だ。

日本でこれだけ派手な服を着たら浮いてしまうが、着飾る事は決して悪い事ではない。

世界中のトライブが自分を飾るためにカラフルな服を身にまとっているのは、何か理由があると思う。

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by 村越 慎司

2007-8 月- 3 22:22:52

アルパカ <ペルー、アレキパ>

ペルーの動物といえばリャマとアルパカ。

写真はアルパカ。ラクダ科の動物で毛が柔らかく、セーターなどのお土産に使われる。

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目がキラキラしていて可愛いが、ムカつかれるとツバを吐きかけられるらしい。


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人形みてーだ。

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