2007-6 月-20 11:26:58
洞窟ツアー <グァテマラ、セムクチャンペイ>
セムクチャンペイの村から車で少し走ったところに洞窟があり、中に入るツアーに参加した。
ビックリするぐらい適当で危険なツアーだった。真っ暗な洞窟にロウソク1本で入らされる。
ツアー参加者は水着用意。
洞窟の中に泳がないと渡れない場所があるから。
しかも、ロウソク持ちながら泳ぐ。
左手でロウソクを消えないように水の外にかかげ、右手で水をかきながら進む。
ロウソクが消えたら真っ暗の洞窟になってしまうから、みんなすっげー必死だ。
何度も洞窟内の生水を飲み込んでしまった。「まー、死にはしないべ。。。」と自分を励ます。
手元にある小さなロウソクの光は、洞窟内を怪しくゆらゆらと浮かび上がらせる。
大きな鍾乳洞がたくさんぶらさがっているのが見え、時折こうもりがバタバタと目の前を飛んで行く。
1人の女の子が途中棄権。命の危険を感じると言って、来た道を引き返していった。
さらに奥の方へと進んで行くと滝が見えてくる。
ロウソクの火を消さないように、ばしゃばしゃと水が落ちて来る滝を這い上がる。
「ここから5分ぐらい泳ぎ続けないと到着しない場所があるから気をつけて。」
5分もロウソク持ちながら泳ぐのかよ!
楽しんでいる暇などなく、必死に泳ぐ。
1時間ほど中まで進んだ後に、これ以上進めないと言う事になり、今度は元来た道を引き返す事になった。
元来た道。
また5分間ロウソク持ちながら泳がされる事になる。
往復2時間の洞窟ツアーが終わった。
こういうツアーが終わった後は、「生きているって素晴らしい!」って思えるね。
その後に行ったガイドが「プール」と呼ぶ大きな水たまりのある岩場に向かう。
岩の上に段々に別れた岩場に透明度の高い水が溜まっている。
マジ奇麗。
世界遺産になってもいいんじゃないかな。
2007-6 月-19 10:09:37
パラダイス <グァテマラ、ランキン>
今度はセムクチャンペイという村を目指す。
サンマルコスからボートでアティトラン湖を渡り、パナハッチェルに着く。
パナハッチェルからアンティグアまでシャトルバスで3時間揺られながら戻り、さらにアンティグアからコバンという街まで4時間かけてバスで移動する。
コバンでミニバスに乗り換えて、さらにもう3時間かけてセムクチャンペイに到着する。
コバンからセムクチャンペイまでの道のりもさらに険しい。
途中からコンクリートの道路がなくなり、砂と石で出来た道をガタガタと揺れながら走る。
こんな所に村なんてあるのか?と思うような場所を何時間か走っていると、村がひょっこり現れる。
まるでディカプリオが主演していた『ビーチ』に出てきそうな場所だった。
周りの評判は悪かったが、あの映画は自分的にはかなり面白かった。
主人公のディカプリオが全てを台無しにしたのに、最後は笑って過去を振り返っちゃっている姿がアイロニックで面白い。
ヒッピー村で起こりそうな出来事をリアルに描写しているところが好きだ。
しかし、ホントこの場所はいいな。
2007-6 月-18 12:28:34
見事な民族カラー <グァテマラ、ソロラ>
グァテマラにはマヤ文明最大の遺跡があるためか、マヤの文化を色濃く感じる。
日本に居る時には、マヤ文明をまるで幻の文明のように感じていたが、グァテマラに来てみると全くそんな事はない。
マヤ文明を築いた民族はその文化をうけつぎなら、しっかりと生きている。
鮮やかな色の民族衣装に歴史を感じぜずにはいられない。
見事な色の民族衣装にもたれかかる子供。
田舎の女性は16歳ぐらいで結婚してしまうそうだ。このお母さんも若い。
下がっている布は全て手織りの売り物。グァテマラの女性の色彩感覚はかなりすごい。
2007-6 月-17 10:17:48
グァテマラタイガー <グァテマラ、パナハチェル>
このタイガーの写真を撮ったら、「そのタイガーを写真撮るのは有料なんだぞ!」と怒られた。
なるほどね。
2007-6 月-16 6:56:38
カラフルなマヤ民族 <グァテマラ、サンマルコス>
果物を売りに来たおばあさんからマンゴとバナナを買って食べてみる。
激ウマ。
マンゴは日本円にしてみて50円ぐらい。
日本で食べるマンゴよりも皮が固くて味は薄いが、新鮮でいくらでも食べれる。
バナナは大中小と3種類。
どのバナナも皮が厚いため、かなり剥きにくかった。
多少ぶつかったぐらいではバナナの中身が痛む心配はなさそうだ。
しかし、奇麗な民族衣装を着ている人を見るとカメラを向けたくなる。
奇麗に着飾る事は民族衣装に限り、贅沢な事ではないのだ。
2007-6 月-15 10:50:04
気色悪い虫 <グァテマラ、サンマルコス>
グァテマラで見た気色悪い虫。
ホント気色悪。集まっている所とか。
しかし!
この虫が10分ぐらいして脱皮し始めた。
すっげー奇麗な色。
そして30分ぐらい経つと、また黒い色になっていった。
たぶん、奇麗な色だと鳥とかの天敵に食われちゃうんだろうな。とか1人で納得。
虫も頑張ってるよね。
こっちの虫は触覚がかっこいい。
下のファブリックの色も渋い。
2007-6 月-14 11:00:57
昨日の犬の飼い主 <グァテマラ、サンマルコス>
マーケットで何か食料を買おうかと思って道を歩いていると、昨日散歩に付き合ってくれた若い犬がご主人と一緒に歩いてきた。
「あ、あなたの犬でしたか。」と初老のおじさんに話しかける。
見るからにヒッピーだ。昔はバキバキだったに違いない。
「昨日、その犬に景色の良い丘に連れて行ってもらったんですよ。」
「へぇ。この犬はすぐに逃げ出すんだ。前も逃げ出して大変だったんだよ。」
「犬の名前はなんて言うんですか?」
「エルビスっていうんだ。」
「渋い名前ですね。」
「どのくらいサンマルコスにいるんだい?」
「一週間ぐらいの予定です。」
「君はここに住むといいよ。」
また唐突に「ここに住めばいい」と言われた。
悪くない。でも旅は始まったばかりだ。
2007-6 月-14 7:51:40
道案内してくれる犬 <グァテマラ、サンマルコス>
レストランで朝食を食べた後、村を散歩しながら見て回っていた。
すると若い犬が後ろからついてきた。いつの間に一緒についてきたのだろう。
グレイの奇麗な毛並みをしていて顔に品がある。
グァテマラには野良犬がたくさんいるが、この犬は身なりが奇麗だし、首輪も付けているので飼い犬だろう。
山道まで来ると、その犬は嬉しそうにダッシュで先を走り、時々様子を見に戻ってきて、またダッシュで道を走っていた。グレイの犬と一緒に20分ぐらい山を登っただろうか。
前が開けたかと思ったら、そこは湖が見渡せる最高のビュウポイントだった。
グレイの犬はこの景色を見せたかったのかもしれない。お礼を言うと、嬉しそうに今度は来た道を戻っていく。
その後も、村のマーケットや湖のビーチなどをグレイの犬と一緒に散歩して回った。犬が見えない所まで遊びに行っても、口笛を吹くと戻ってくる。
時々すれ違う人たちに「奇麗な犬ね。」とほめられるが、「僕の犬じゃないんだ。」と答えると、不思議そうな顔をされた。
ホテルに戻ろうとすると、なんとなくその犬は散歩が終わる事に気づいたのだろう。来たときのように、いつの間にか姿を消していた。
不思議な犬だった。犬と言うより、人間と散歩していたような気さえする。
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