コスタリカのプエルトリエホで仲良くなった男の子の写真。
いやー、良い顔してるね。
お母さんやたくさんの兄弟に囲まれて幸せそうだった。
子供とは言葉が通じなくてもコミュニケーションがとれる。
これは世界中の全ての民族で共通している。
言葉を交わさなくても全く問題なく遊べるし、笑顔を見せてくれる。
大人になると言葉が必要になるのは何故だろう。
もし、世界中の人々が子供のようにコミュニケーションがとれるなら
きっと素晴らしい世界になるに違いない。
ニカラグアをTicaバスで出発し、コスタリカの首都であるサンホセに到着した。
スタリカは中米で一番安全だと言われているが、サンホセはあまり安全そうに見えない。
夜になると薄暗くなり、陰気な空気が流れて人通りが少なくなる様子は、自分の経験上は危ない地域と言っていい。
まぁ、夜に出歩ける国なんてほとんど無いが。
しかし、コスタリカでは、ほとんど先住民らしき人を見かけなくなった。
たぶん、ツアリストが来ない地域でひっそりと暮らしているのだろう。
経済の発展している地域になればなるほど、先住民の人々を見かけなくなるのはなにか釈然としない。
アメリカ大陸である北米、中米、南米、全ての地域を合わせると、何百という部族が住んでいる。
それぞれの地域に適した文化や哲学を持っているが、アメリカ大陸のどこの国でも最下層に居るのは先住民だ。
昔ながらの生活を守ろうとすると、最下層に位置してしまうのだろうか。
かと言って、現代の文明を受け入れる事は独自のカルチャーを捨てる事になりかねない。
実際、テレビで流されているアメリカの文化に憧れる若者達は、昔ながらの服装に興味を示さないらしい。
現代の文明を受け入れながらも、今までの文化が消えていかないようにする事は相当難しい事なのだろう。