2007-12 月-30 21:38:00
サハラ砂漠の粉 <モロッコ、ワルザザード>
アブラハムの店に戻ると、タジンを料理しながら待っていてくれた。
オリーブオイルを一番最初にひき、後は肉と野菜を順番に乗せて行く。
「このスパイスがタジンを作るんだ。」と言って、ひとつまみのスパイスをパラパラとかけた。
「何がそのスパイスに入っているの?」と聞くと、
「たくさん入っているので全部はわからない。44種類のいろいろなスパイスのブレンドなんだよね。」
44種類?!モロッコのスパイスは凄いと聞いたことがあるが、44種類も混ぜたスパイスなんて聞いた事がない。
アブラハムが作るタジンはスパイスと塩だけの味付けだ。
出来上がったタジンはパンではさんで食べる。
激美味い。
タジンをごちそうになった後、またジャンベを叩いてくれた。
そういえば、もうすぐ年越しだなと思っていたら、
アブラハムが「良く、友達と一緒にサハラ砂漠に行く。」と言い出した。
よくよく聞いてみると、アブラハムはずっとサハラ砂漠で暮らしていた部族だったらしい。
数年前までは砂漠で暮らしていたとアブラハムは言う。
「これがサハラの砂だよ。」と砂漠の砂を見せてくれた。
砂を触ってみると、思っていたよりも細かくサラサラしていた。
砂と言うよりも粉のようだ。
サハラ砂漠で年を越すのも悪くないなぁと思い、
「行こうよ。砂漠。」とアブラハムをさそうと、
「いいよ。」と快諾してくれたので、年越しを砂漠で過ごす事にした。
もちろん、自分の旅費と彼の旅費は俺がもつことにした。
ツアーで頼むとかなり高くつくが、アブラハムの旅費を払ってもツアーで行くよりもぜんぜん安かった。
アブラハムの家族の家に泊まったり、交通費を押さえたりしながら行けるかららしい。
2007-11 月-28 4:04:06
気に入ったタグ <ドイツ、ベルリン>
気に入ったタグ。
描かれている場所、描いた所のテキスチャー、色、タグの形などがいい。
良いタグは街にしっかりと溶け込む。まー、それでも違法行為に変わりはないけど。
2007-11 月-27 3:59:06
秋のベルリンは気持ちいい <ドイツ、ベルリン>
ベルリンでも紅葉が奇麗だった。ヨーロッパの秋は趣きがある。
落ち葉を見ているだけで楽しい。
夏に作られていたっぽいプール。すげー楽しそう。
2007-11 月-25 2:43:58
ベルリンのドアがヤバい。 <ドイツ、ベルリン>
ベルリンに来てから、グラフィティばかり撮影している気がするが、まぁいっか。
ベルリンに来てからも落書きだらけのドアが気になってしょうがない。
映画館のドアと壁。大人気。
ここの壁は、アーティストが自分で作ったグラフィックを紙に印刷して貼っている物が多い。
どんだけの人数がスプレー持ち歩いてるんだろう。
ベルリンのキッズ達は全員スプレー持ってるんじゃないかってぐらいのスプレーペイントの量。
ショップのドア。ここも大人気。
どれだけ塗り直しても、新しい落書きの場所を与えるだけ。
スプレーでペイントされない方法は、リスペクトされているグラフィティ・ライターに描いてもらうしかない。
これはシャッターだが、完全にアーティストに頼んで描かせてる。良くみると細かい部分が丁寧に作り込まれてるし。
特に赤い枠の部分は白いスプレーで描いている所とかが気合い入ってる。
スプレー屋のシャッターに描かれたグラフィティ。これだけうまく描かれたら誰もその上にペイントしようとは思わない。
スプレー屋の中。
2007-11 月-24 2:13:57
ー落書きの進化ー 超巨大グラフィック <ドイツ、ベルリン>
ベルリンには巨大なアートを何個も見かけた。
ここまで大きいと許可を取らないと無理だろう。
多くの人が大きな人を作って小さな人を飲み込んでいる。
大きな電話で話をしているようにも見えるし、電話に飲み込まれているようにも見える。
それとも電話でもねーのかな。
イギリスのアーティストのThe London Policeのグラフィック。
アーティストが描きたいと言いだしたのか、持ち主が描いてくれと言い出したのか、不思議だ。
ここまでくると、描くアーティストもすごいが、描かせてしまう持ち主もすごい。
2007-11 月-22 8:17:06
ベルリンの壁の裏 <ドイツ、ベルリン>
表通りにあるベルリンの壁は昔の落書きが残され、政治的なメッセージが強いものが多いが、通りの反対側にある壁の裏側では新しいグラフィティが今も書き続けられている。
政治的なメッセージよりも、アート的な要素が強い。
グラフィティを描く家族。
ペイントで汚れたお父さんの大きなスエットを着ている女の子と、夢中でスプレーする両親。
今も新しいグラフィティで毎日のように塗り直されるベルリンの壁の裏。
1キロ近く続くグラフィティの連続は、アウトドアギャラリーのようだ。
そこら中に空のスプレー缶が捨てられていた。
1つの写真じゃ収まらないので3つに分割して撮った大きなグラフィティ。1個目。
2個目。
所々、破れたようになっているのは、ライターが描く前に壁のところどころに紙を張り、その上にペイントして描き上げた後、わざわざ紙の部分をはがして破れた感じを出している。
3個目。
女の子のアーティストもいた。
ベルリンの壁の表と裏を見る事で、ベルリンが古い時代から新しく生まれ変わろうとしているパワーを感じることができる。
2007-11 月-22 7:31:37
東西統合の象徴 ベルリンの壁 <ドイツ、ベルリン>
ベルリンの壁に来た。
第二次世界大戦に負けたためにドイツは東と西に分断され、東ドイツと西ドイツの間に作られたベルリンの壁は冷戦の象徴でもあった。
1989年の11月9日に東ドイツの手違いによって人々がベルリンの壁を越えて西に入る事が出来るようになってしまい、感動と歓喜の中、西ドイツと東ドイツの人々はベルリンの壁に集まって壁を壊した。
今は東西ドイツの統一の象徴になっている。
表の壁にはたくさんの絵が描かれ、政治的な意味のあるものから、旅行者の落書きまで幅広い。
左がヨルダンの国旗。右がドイツの国旗。
ダビデの星と上下の水色のラインを合わせてイスラエルの国旗だ。
水色のスプレーで「Who stop the war?(いったい誰がこの戦争を止めるんだ?)」の文字。
Total Demokratieは「完全な民主主義」の意味。
民主主義の国で生まれ育つと、あたかも自分の権利が当然の事であるかのように感じるが、未だに当たり前の権利を持たない人々は地球上にたくさんいる。
2007-11 月-20 9:19:50
たぶん世界で一番street artの多い国 <ドイツ、ベルリン>
ドイツの街には、今までの行った国の中で一番ストリートアートの多い国だ。
人の暮らしの中に落書きが溶け込んでる。
公園の中に描いてあったグラフィティ。たぶん6人ぐらいの合作。
この看板が気になった。ボールで遊ぶ親子とマイホームに車。何を意味しているんだろう。
その裏には平和なシンボルを封鎖する赤い帯の上に、誰かが書いた「Dreaming」の文字。
家や車を持ち、家族でボール遊びをする事は叶わない夢だと言う一言。
ドイツは東西統一後、高い失業率と社会不安が続いている。
ベルリンの建物には、落書きが無い建物は無いぐらい必ず落書きがしてある。
気になるステッカーを発見。
ナチスマークをゴミ箱に捨てている。
2007-11 月-19 8:49:49
犬も乗車。 <ドイツ、ベルリン>
メトロや電車で街をまわったが、ベルリンでも改札が無いのでタダ乗りが出来る気配。
でーも。結構な確立で係員に遭遇し、罰金を払わされるらしい。
切符を買い忘れた時などは、かなりドキドキで乗車。結局一度もチェックする人は現れなかったけど。
ドイツでは犬も乗車して良いらしい。
ヨーロッパの駅はどこも奇麗だ。しかも機能的。
2007-11 月-19 6:44:00
やっぱり屋台は美味い。 <ドイツ、ベルリン>
ドイツでも露店で買い食い。
露店の食べ物がその国に住んでいる一般市民の味に一番近いと思う。
これはあんまんにバニラソースとシナモンをかけたような食べ物。
美味い。あんまんみたいなパンの中にはジャムっぽい物体が入っている。
ジャムっぽい物体に関しては、俺的にノーサンキュー。パンだけでいいのに。
やっぱりドイツと言えばソーセージ。
パンと一緒に食べるとしつこいかと思ったけど、まったくイケる。かなり美味い。
ソーセージをパンで挟んだ食べ物は駅などの売店でどこでも買える。
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